つい先日、障害馬術競技のワールドツアー「Longines Global Champions Tour（LGCT）」開催地のひとつ、マイアミビーチでジゼル・ブンチェンをキャッチ。エレガントなオールホワイトの装いに身を包んだ彼女は、ソーシャルメディアで今話題となっている「リッチママ・スタイル」を完全に体現していた。
シミや汚れを心配して、世の母親たちが避けがちなホワイトデニムを堂々と履きこなす余裕の姿は、まさにこの「リッチママ」の象徴と言える。ジゼルはクロップド丈のホワイトデニムに、同じく白のリネンシャツをタックイン。ゴールドのチェーンジュエリー、キャメルブラウンのバッグとエスパドリーユを合わせ、エフォートレスなサマールックを完成させていた。
「メディア王 〜華麗なる一族〜」の最終シリーズや、グウィネス・パルトロウがブルネロ クチネリ（BRUNELLO CUCINELLI）や ロロ・ピアーナ（LORO PIANA）のアイテムを合わせた法廷ファッションを纏ったことを皮切りに、「Quiet Luxury（静かなラグジュアリー）」への注目が高まっているが、「リッチママ」も同様に、超富裕層のライフスタイルとファッションにインスパイアされたものだ。「静かなラグジュアリー」トレンドの延長線上にあるこのスタイルは、ニュートラルな色合いやシンプルなカット、ロゴなしなど、表向きは控えめな服装でありながら、超高級であることもポイントに挙げられる。
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この言葉が生まれたきっかけとなったのは、アメリカのコンテンツクリエイターでインフルエンサーのクリスティーナ・ナジャールがTikTokで公開した「#richmomstarterpack（リッチママ・スターターパック）」の動画シリーズ。彼女はインタビューで、このトレンドについて「何よりもアティチュードが大事。お金持ちでなくたって、誰だってリッチなママになれる。なぜなら、“リッチママ”というのは、よく働きながらも自身をケアし、毎日を楽しんでいる人たちを指すものだから」と説明している。
Text: Emma Spedding Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK
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